散骨の準備

こんにちは。

手元供養品の販売と
海洋散骨の企画運営の広島のアスターせと

葬祭トータルサポートセンターの
ファミリー葬さくらです。



今日は散骨の準備としてどのようなことをしているのか
書いていきたいと思います。



まずご遺骨をお預かりする際に、

ご遺骨を粉骨させていただくことに対し、

お客様にご説明し、同意していただきます。



法律や法令はありませんが、
自然に還りやすいということと、
ご遺骨とわかりにくいという意味で、

パウダー状に粉骨させていただきます。



一度パウダー化してしまうと、
もう元には戻りませんので、

同意していただかないといけません。



ご遺骨の状態によりますが、

長い期間お墓に埋葬されていたご遺骨は

水分を多く含んでおります。



それを半日かけて乾燥機で乾かします。



その後、粉骨させていただきます。





その際、手元供養品のご依頼があった場合には、

少し手元供養品用に取り分けさせていただきます。







粉骨したご遺骨を入れる容器を作ります。



自然界に還るよう、

水溶性の紙を使用しますが、

容器としては売っているものではないので、

大きな水溶性の紙を仕入れ、

模様を印刷し、

テンプレートに従い一枚一枚カッティングマシンでカットします。

それを手作業で折って貼って容器の形にしていきます。

液体の糊だと水に弱い用紙がすぐふにゃふにゃになってしまいますので、
固形の糊を使用します。

貼り合せ部分からパウダー化したご遺骨がもれないように、

隙間も糊で埋めていきます。




海の中できれいにふわっと溶けるよう

容器の仕様を変更したり、
ご遺骨の量を調整したり、

何度も何度も試行錯誤を繰り返しました。





※容器にはモザイクをしてあります。



この瞬間に「わぁ～きれい！」と
感動の声があがります。



ただ海に還すというだけでなく、

故人を想うご家族の気持ちに寄り添いセレモニーを行うことが

大事だと思っております。



献花は、花首と花びらですので傷みが早いため、

出航の直前に茎から切り分けます。








自然界に還りやすいという意味で、

茎や装飾の付いた花束等は使用しておりません。



またご要望があれば、

お手紙用の紙も水溶紙でご用意しております。



お客様でお供えをご用意されることもありますが、

海や自然に配慮いただくようお願いしております。





すべての工程において

心を込め、丁寧に手作業で行っております。





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