喪服の和装について

こんにちは。

手元供養品の販売と
海洋散骨の企画運営の広島のアスターせと

葬祭トータルサポートセンターの
ファミリー葬さくらです。




葬儀の際、よく聞かれるのが、

「着物を着たほうがいいですか？」というご質問です。



ご親族、特に近い身内の女性は
『和服を着るのが当然』と思われる方は
まだまだいらっしゃいます。



弊社では家族葬が多いということもあり、

あえてお勧めしておりません。



というのが、

長い看病などで疲れていらっしゃるお体に
普段着なれない和装、

帯できつく体を固定することによって、

疲労も倍増します。



ましてや和装ともなると、

小物や草履まで細かなものをそろえなければならず、

余計なストレスまでかかってしまいます。



ならば貸衣装という手もあるのですが、

前述しましたように、

身内だけの家族葬であれば
周囲の目も気になりませんので、

疲れたお体には着なれた洋装で、

むしろ故人の方とのお別れを大事にしてほしいと思うのです。




嫁入り道具の一つとして、
ご両親に喪服を用意してもらった…という方も
いらっしゃいます。


一度も袖を通してない、

だからせめて自分のご両親の葬儀のときには
そのご両親の想いがこもった喪服で参列したい…

と思うのは当然のことです。



ただ、やはり普段着物を着つけてない方にとっては
葬儀のバタバタしているときに、
タンスの奥から着物を引っ張りだして、
小物もそろえて…というのは、

相当なストレスになりますね。



いつか着るつもりがあるなら
せめてときどき虫干しをする必要がありますね。

併せて小物のチェックも。





今の若い方にとっては、
嫁入り道具に喪服…という感覚はほとんどないかもしれませんが、

当時の親御さんは、
『喪服くらい親が持たせてやらないと
　我が子が嫁ぎ先で肩身の狭い思いをする』

という親心がありました。



時代は移り、

葬儀の際の和装or洋装に、
周囲の目もさほど気にならない時代です。



ご自分の想いを大切にし、

和装・洋装を決められたらいいと思っています。






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